占星学と心の探求

占星学の心理的・エネルギー的・構造的視点

医療占星学 -循環器系-(3)

リンパ系において最も難解なのは3番目で

3)免疫機能

についてどう捉えるべきだろうか。既存の医療占星学では大雑把な考えしかない。となると現代医学の知識から想像するしかないのだが、そもそも免疫機能を担当するのはリンパ系だけではない。血管系もそうだし、もっと広い意味で免疫を「生体防御機構」という枠組みで捉えれば、身体を異物(病原菌など)から守る仕組みはリンパ系だけでは収まらない。

免疫機能の前に初期防御システムとも言うべき仕組みが存在する。

・皮膚
・粘膜
・涙、鼻水、唾液、粘液、絨毛
・くしゃみ、咳
・胃酸、膣の酸
・腸の常在菌

などがそれぞれ機械的・化学的・生物学的に異物(病原菌など)の侵入を防いでいる。この初期防御システムを突破されると、次は自然免疫と獲得免疫の機能が発動されることになる(ここでリンパ系の出番となる)。

免疫系1



つまり、生体を防御する仕組みとしてはリンパ系の免疫機能はその一部という位置づけで捉えた方が良いのではないだろうか。そう考えれば

・リンパ系=魚座、海王星、12ハウス
・免疫系=海王星

という意味が少し見えてくる。生体防御機構を(免疫機能も含めて)全体として統括するのが「魚座・海王星・12ハウス」であると。それは身体のあちこち(皮膚であったり、消化器系の粘膜であったり、骨髄であったり、胸腺であったり、脾臓であったり)に及ぶものだと。特定の器官=魚座なのではなく、様々な器官に「身体を守るちから」として付け加えられるものだと。

そう考えると、ではそもそも論として「免疫とは何か?」という問題にたどりつく。免疫とは免疫学的に

・「自己」と「非自己」を識別し
・「非自己」を排除して「自己」を守り維持するシステム

と定義される。つまり自分由来の物質・細胞を守り、それ以外のもの(異物・病原菌など)を排除する仕組みだ。


これを心の作用(=意識)として解釈し直すと、私たちの身体(こころ)は常に「自分らしくあること」を守ろうとしていて、それと異なるもの(異物・病原菌など)が侵入してくると、それを排除しようという力(=無意識)が働くのではないだろうか。

守る(=免疫)とは「自己としての意識&あり方」を守るということであり、わたしの意識がわたしでなくなったとき、自分が自分らしさを失ったとき、異物に侵されその構成(自己としての本質的あり方)が崩れたとき、病気になってさらには死を迎えると、そう解釈し直すことができるのではないだろうか。

そうすると、なぜ「魚座・海王星・12ハウス」なのかが見えてくる。それは「乙女座・6ハウス」の上位意識としてのちからであり、ここで完成させる自己意識(乙女座・6ハウス)を180度反対(上位)の魚座が無意識的力として守っているからだと。そう考えることはできないだろうか?



ついでに言えば、臓器移植などで他人の臓器を移植されたときに起こる拒絶反応も「自分以外のものを排除する仕組み」と言える。

あるいはガン細胞。ガン細胞とは細胞が分裂するときに起こるコピーミスによって生まれる。それはつまり「自分らしさの継続の失敗」という意味と解釈できるのではないだろうか。人の細胞は常に複製を繰り返し、それが新陳代謝となって生命を維持する。それは自分らしくあることの継続であり、それが失敗するということ=ガン化だと。免疫機能はその「自分らしさの継続」に失敗した細胞を排除する仕組みとしても働く。

※がん細胞は1日約3000個近く生まれている。免疫機能は毎日これを排除している。





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(資料)循環器系と疾患表

循環器系_疾患a 循環器系_疾患b 循環器系_疾患c 循環器系_疾患d


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