占星学と心の探求

占星学の心理的・エネルギー的・構造的視点

医療占星学 -呼吸器系-(2)

「1」と「2」については、そのモノを生み出す器官=感覚器系として現れていると思われる。見ること、聴くこと、触れること、味わうこと、嗅ぐこと。この五感的エネルギーによってモノが他とは違うそれ独自の存在として立ち現れるからだ。

呼吸器系において「1=牡羊座系」と「2=牡牛座系」が関わっているのは、そこを通すことで精神化・物質化する作用を担っているのかもしれない。情感を付与し名付けられただけでは外の世界としての「形あるモノ」にならない。物質化→精神化してこそ誰もが見て触れ取り込むことができるモノになる。その力を現しているのかもしれない。

この物質化・精神化はおそらく「声(音)」としても現れていると思われる。発声の仕組みを考えて頂ければ分かるが、肺から出た空気(その動力源は横隔膜)が声帯を通過することによって音声の元となる振動が生まれる。その振動が喉・口・鼻の空間を共鳴腔とすることで、さらにその形を自在に変えることで1つ1つの音を作り出す。この音が「名=言葉」を誰もが分かる形で表すわけだ。3→2→1の下降というわけだ。(※1)

声帯 発声c


ちなみに「歌うこと」が好きな人は、この3(双子座)から2(牡牛座)へのエネルギーが良い配置になっている人だと思われる。歌ってみれば分かるが歌声を出すとき肺から出た空気が声帯に触れる。その身体的感覚がとても心地よいのだ。これは「歌が上手い」とは関係なく、単純に「気持ちいい」ということ。

美味しいものを食べて「気持ちいい」、いい匂いを嗅いで「気持ちいい」、マッサージを受けて「気持ちいい」。それと同じ感覚。純粋な肉体的(五感的)快楽。

歌が上手くなるにはそこからさらに1や2(口・舌・顎・鼻など)の扱いが上手くなる(良い配置)必要があるだろうが、「歌うこと」の本質はそこではなく、自分の思考・感情としての空気(4→3の流れ)を、声帯に響かせて物質化=音声化することにあるのではないだろうか。それが気持ちいい=歌うことの好きな人だと。



(資料)呼吸器系と疾患表
呼吸器系_疾患





------------------------------------------------------------
※1)おそらく文字も同じような仕組みだと思うのだが、文字を書く器官である手(hand)や指(finger)は双子座系エネルギーが担当している。手はあくまで声帯と同じような「元となる力」を与え、それは目(視覚)によって形化=物質化するという解釈なのだろうか?ここはまだうまく整理できていない。


Latest